一般歯科
一般歯科では主に虫歯治療・歯周病治療といった、患者様の主訴を改善するための治療が中心となります。
中でも歯周病は痛みなどの症状が出にくく、自覚症状があまりないまま進んでいく病気の為、痛みを感じる前の早期の段階から定期的な検診と予防をお勧めします。
当院では、歯科衛生士によるクリーニングやブラッシング指導も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
虫歯治療について
歯の表面についた汚れをプラークといい、プラークのほぼ9割が細菌からできています。
その細菌によって引き起こされる病気が虫歯です。
ご存知のとおり虫歯は進行度によってC1~C4 までの4段階に分けられます。虫歯の初期の段階で治療することにより、治療回数も減り痛い思いをせずに、快適な生活を送ることができます。
レーザー治療のメリット
出血も少なく傷あとも残りにくいほか、治りも早くなり、治療後の痛みもほとんどありません。
治療の時間も今までよりも短くなりました。
また、歯の溝は複雑で深く入り組んでいる為、そこに溜まった食べカスなどは、ハブラシだけでは取り除くのは難しいものです。
レーザーはハブラシが届かないところでも、熱エネルギーで虫歯の原因となる虫歯菌を殺菌します。しかも、レーザーによって歯が強くなり、虫歯になりにくくなるほか、歯を強くするためのフッ素も浸透しやすくなります。虫
歯の程度によっては、レーザー治療のみで虫歯の進行を止めたり、除去することも可能です。
小児歯科
いつまでも自分の歯で、健康なお口の状態をキープしていただくためには、小さい頃から口腔内のメンテンスを行っていただくことが重要です。
「歯科医院というものが怖いところではない」ということをしっかりと理解してもらうために、当院では治療に入る前のトレーニングを実施しています。
治療を怖がってしまうお子さまに対して、どのようにして治療を行うのか、治療に使用する機器なども分かりやすく説明し、スタッフとのコミュニケーションを深めることで治療に対する恐怖心を軽減できるよう努めております。
小さい頃から歯科医院に慣れていただくことで、継続的な受診をしていただけるよう、努めております。
フッ素の塗布
フッ素には歯の表面のエナメル質を丈夫にし、虫歯に強い歯を作る性質があります。
当クリニックでは、高濃度(9000~9500ppm)のフッ素を塗布し、虫歯になりにくい強い歯質を作ります。
1回のフッ素塗布だけでは効果はありません。定期的にフッ素塗布を行うことにより、虫歯予防の効果を高めることができます。
患者様のなかにはフッ素塗布のためだけにお見えになる方も多く、特に歯の弱いお子さんの場合は定期的に通院して頂くことをおすすめしております。
保護者の方へのお願い
小さなお子様の治療は、個人のペースに合わせて行ないますので、焦らないでください。お忙しいかと思いますが、1~2回治療回数を少なくする為に、押さえつけて泣かせながら治療すれば、歯医者ぎらいにさせるだけで意味がありません。
痛い場合は別ですが、大人の治療と違って、大きな虫歯から順番に治療するわけではなく小さな虫歯から治療して、少しずつ自信を付けながらいくこともあります。
上手にできたら大げさに褒め、逆にできなかったとしても、決して怒らないでください。
予防歯科
当院では、予防歯科に注力した治療を行っております。
予防歯科では、文字通り「歯の疾患を予め防ぐ」ことを主としており、虫歯や歯周病にならない、健康的な口腔内を維持することに重点を置いています。
口腔内の健康状態が悪いと、糖尿病・心臓病・高血圧・その他さまざまな疾患を引き起こしてしまうリスクがあります。
予防歯科の重要性が叫ばれている一方、現状では、「歯が痛む」「歯がしみる」「詰め物が取れた」といった症状が出てから受診される方がまだまだ多い状況です。
一般的に、虫歯や歯周病は自覚症状のない段階から徐々に進行していく疾患です。
「痛み」や「しみる」などの症状を自覚できる段階まで進んでしまうと、症状が悪化し、大掛かりな治療や、長期間の通院になり、患者様の負担が増えてしまうというデメリットもあります。
このような状況にならないためにも、定期的な歯科検診の受診を推奨しております。
虫歯や歯周病は、その根本原因である虫歯菌・歯周病菌を減らすことが重要です。
根本的な原因を解決し、その状況を繰り返さないために衛生士によるクリーニングやブラッシング指導などを取り入れ、これからも多くの方に予防歯科の重要性を伝えていきたいと考えております。
あまり歯科医院予防歯科が選ばれる理由
1.PMTCを実施し、お口のクリーニングを行っています
PMTCとは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、普段のホームケアで除去しきれない歯の汚れを、歯科医師や歯科衛生士がクリーニングする治療のことをいいます。さまざまな器具を使い分け、歯の裏側や歯間など、隅々までクリーニングいたします。
2.ブラッシング指導に注力しています
その方の歯並びに合わせて、適切なブラッシング方法をお伝えします。実際にお口の中を鏡で見ながら、その方の磨き残しやすい場所のブラッシングのコツをお伝えしています。奥歯など、お口の中が見えにくい場合は、模型を使用するなどの工夫を行っています。
3.歯科衛生士の担当制を導入
担当の衛生士が定期的に口腔内の状況を確認し、経過観察を行います。担当制を導入することで、疑問点などを質問しやすい環境づくりに努めています。
入れ歯・義歯
総入れ歯
精密レジン床義歯・・・美しい見た目と快適な噛み心地
精密レジン床義歯はフルオーダーメイドの入れ歯です。歯科技工士が立ち会い、お口の状態をチェックし、顎や筋肉の動きや噛み合わせ、しゃべる様子や口元のバランスなどを確認して製作します。
食べ物を噛んだ時の義歯の位置と力を再現して製作できることが特徴です。
精密金属床義歯・・・耐久性が高く、違和感が少ない/熱伝導率が良い
総入れ歯・義歯の床(下に当たる部分)を金属で製作するため、耐久性が高く、長持ちします。また、熱が伝わりやすいので、お食事の熱さや冷たさをそのまま感じることができ、美味しく食事ができます。
金属床は非常に薄く製作するため、違和感が少なく、会話もしやすいメリットがあります。
部分義歯
コーヌス義歯・・・ぐらぐらせず、ズレにくい/手入れがしやすい/長持ち
金属バネがなく、入れ歯とわかりにくい見た目の入れ歯です。義歯を小さくする事が可能なため審美性にも優れており、金属バネで固定するよりもしっかりとした装着感になり、歯に均等な力がかかるため残っている歯にも優しい入れ歯です。
コーヌス義歯は土台となる歯にかぶせて固定するため、入れ歯が動きづらく、入れ歯のズレに悩んでいる方にピッタリです。違和感を軽減し、自分の歯のように、硬いものを噛むことにも抵抗が少なくなります。
さらに、土台となる歯を小さくシンプルな形に削るため、歯みがきがしやすく、歯周病になりにくいこともメリットです。
修理を継続的に使用することで5~10年、患者様によっては約20年ご使用いただける方もいらっしゃいます。
精密金属床義歯・・・違和感が数なく、熱伝導率が良い
土台(床)の部分が金属の入れ歯で、保険適用のプラスチックの入れ歯よりも薄くて軽い快適な入れ歯で、強度もあります。また、金属の優れた熱伝導率により食べ物の温度を敏感に感じることができるため、自然な食感を楽しむことができます。会話も楽になる方が多いです。
スマイルデンチャー・・・審美性に優れている/金属アレルギーの方も安心
バネのない入れ歯で、見た目にも気付かれにくく装着感も審美性も優れています。 金属アレルギーの方にも安心してご使用して頂ける入れ歯です。 調整に時間がかかったり、困難な症例があることもあります。
コンフォート・・・体に優しい/ズレが少ない
生体用シリコンを使用した体に優しい義歯で、歯茎へのフィット感が増すので痛みを和らげることができ、強く噛むことができます。
歯茎との密着度が高いのでズレたり剥がれたりする事が少ないことが特徴です。
詰め物・被せ物
当院では、保険適用と自由診療の詰め物、被せ物を取り扱っています。 それぞれ、メリット・デメリットをご案内し、患者さまのご希望に沿った治療を行なってまいります。
詰め物(インレー)
金属やレジン(プラスチック)、セラミック(陶器)などさまざまな種類があります。
保険適用の素材
銀の金属(金銀パラジウム合金)
メリット
- 保険適用されるため、安価で治療が可能
- 強い力のかかる部位にでも使用可能
デメリット
- 金属は、金属アレルギーの方などには適さず、長年使用することで金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色が起こることがある
プラスチック(コンポジットレジンインレー<CRインレー>)
メリット
- 色が歯に似ているので見た目が良い。
- 治療期間が短い(多くの場合、2~3週間で治療が終わる)
- 歯を削る量が少ない
- 金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーがない
- 修理は比較的簡単
- 保険適用の場合は安価で治療が可能
デメリット
- 時間が経つと変色する
- 強度が比較的弱く、噛む力が強い場合は欠けたり割れたりすることがある
保険外(自由診療)の素材
ゴールドインレー
メリット
- 強い力のかかる部位にでも使用可能
- 適合が良く、二次的な虫歯になりにくい
- 金属の溶け出しによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こるリスクが低い
デメリット
- 見た目が気になる方には適さない
- 保険外治療のため、値段が比較的高い
被せ物(クラウン)
保険適用の素材
硬質レジン(歯科用プラスチック)
メリット
- 色が歯に似ているので見た目が気にならない
- 金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーがない
- 保険適用されるため、安価で治療が可能
デメリット
- 時間が経つと変色する
- 強度が比較的弱いため、奥歯など強い力のかかる部位には向かない場合がある
- すり減りやすい素材
- 汚れ(プラーク)が付きやすい
- 保険の適応範囲は前歯・犬歯のみ、奥歯には適応されない
前歯:硬質レジン前装冠(金銀パラジウム合金+外から見える部分にのみレジン<プラスチック>、差し歯)
メリット
- 色が歯に似ているので見た目が良い。
- 中身が金属なので強度が強く、ほとんでの部位に使用できます。
- 保険適用されるため、安価で治療が可能です。
デメリット
- 時間が経つと変色する
- 裏側から金属が見えるため、見た目が気になる方にはおすすめできない
- 経年変化で金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こすリスクが高い
- 保険の適応範囲は前歯・犬歯のみで、奥歯には適応されない
金属冠
メリット
- 金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用可能
- 保険適用されるため、安価で治療が可能
デメリット
- 見た目が気になる方には適さない
- 経年変化で金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こすリスクが高い
保険外(自由診療)の素材
オールセラミック(陶器)
メリット
- 非常に見た目が良く、ほとんど変色しません
- 汚れ(プラーク)が付きにくい
- 金属を使用しないので、金属アレルギーがある方にもおすすめ
デメリット
- 割れやすい
- 歯を削る量が比較的多い
- 天然の歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある
- 仮止めで様子を見ることができない
- 将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくる可能性がある
- 保険外治療のため、値段が比較的高い
メタルボンド(中身は金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を貼り付けたもの)
メリット
- 色が歯に似ているので見た目が良い。
- 中身が金属なので割れにくく、ほとんどの部位に使用可能
デメリット
- 中身の金属の種類によっては、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こすリスクがある(銀やニッケルクロムなどの卑金属の含有量が高い場合)
- 色調はオールセラミッククラウンには劣る
- 裏側からは金属が見えるため、見た目が劣る
- 将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくることがある
- 保険外治療のため、値段が比較的高い
ジルコニアセラミッククラウン(メタルボンドの内面の金属の代わりに、ジルコニアを使用)
メリット
- 色が歯に似ているので見た目が良い
- 土台の金属が透けて見えない
- 割れにくく、ほとんどの部位に使用可能
- 金属アレルギーなどの心配はない
デメリット
- 色調はオールセラミッククラウンに劣る
- 歯を削る量が比較的多い
- 天然の歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある
- 将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくることがある
- ジルコニア自体が割れることは非常にまれですが、ジルコニアを覆っているセラミック(陶器)の部分が割れることがある
- 保険外治療のため、値段が比較的高い
ゴールドクラウン(金の被せ物)
メリット
- 金属なので強度が強く、ほとんどの部位に使用可能
- 最も適合が良く、二次的な虫歯になりにくい
- 歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こるリスクが低い
デメリット
- 金属なので見た目が良くない
- 保険外治療のため、値段が比較的高い